共通分野では数学や図学、機械工作などの工学部の基盤的な教育と研究を行っており、応用数学と機械工作室の分野があります。
応用数学では工学部共通教育として、工業数学、図形科学の学部教育と関連した研究を実施しています。具体的には、工業数学では水面の波や音波、あるいは直接感じることのない電波などの波動の現象といった、広い意味での波動現象を記述する方程式の基礎的な性質を調べています。特に方程式に現れる各係数が解の性質にどう関わっているかという点に着目して、方程式の性質を調べています。図形科学では建築や都市空間の設計や分析のための基盤技術として、計算幾何学などの離散アルゴリズムに関する研究を行っています。また機械工作室では、材料の力学強度に関する教育と機械工作実習を実施しています。