国連加盟193カ国の共通目標として設定された「持続可能な開発目標(SDGS)」の内容は,自然・社会・経済と多岐にわたります.他方,世界人口に占める都市人口の割合は,2050年には70%に達すると予測されています.こうした中,SDGSを達成するには,(1)都市における人間活動と,自然・社会・経済の変容の関係性を明らかにすること,(2)持続可能な都市の評価手法・評価指標を定めること,そして,(3)これら知見に基づいて,都市を計画し,開発し,運営してゆくことが望まれます.都市科学教育研究センター(CUES)では,都市を,物・人・貨幣・情報のコネクティビティからなる”社会生態システム”として捉え,そのしくみの解明と予測・評価に資するコミュニケーションプラットホームを構築し,SDGSに根ざした未来社会の姿を描くことを目指しています.