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電子情報系専攻 Physics system of machine

電子情報系専攻イメージ画像

電気工学、応用物理学、情報工学およびこれらの境界領域での教育・研究の高度化、広領域化や発展に対応して幅広い分野での研究・教育を行います。本専攻は、光機能工学領域、マテリアル機能工学領域、エネルギー機能工学領域、エレクトロニクス領域、情報処理領域、情報通信領域、応用システム領域の7つの教育研究領域で構成されます。

電子情報系専攻専門分野一覧

物質機能工学領域

専門分野 教員 研究概要
フォトニック工学 准教授 竹内 日出雄 テラヘルツ波発生メカニズム及び発生源の材料設計
ナノマテリアル工学 教授 金 大貴 半導体ナノ粒子、酸化物薄膜の作成と光機能性
准教授 渋田 昌弘 新規機能性ナノ物質の創成と超高速時間分解分光
波動物理工学 講師 菜嶋 茂喜 電波と光をつなぐテラヘルツ技術の開発
数理工学 教授 寺井 章 低次元電子系の量子相転移と非線形光学応答
准教授 杉田 歩 量子カオスと量子統計
物性制御工学 准教授 福田 常男 表面科学と新規炭素素子の開発
応用分光計測学 准教授 小林 中 イオン化過程および電子放出過程における電子スピン制御
表面機能工学 助教 田中 健司 電界発光素子、複合構造薄膜の生成と応用、有機LED

エネルギー機能工学領域

専門分野 教員 研究概要
パワーエレクトロニクス 教授 重川 直輝 半導体パワーデバイス、太陽電池、超高速デバイス
准教授 梁 剣波 表面活性化接合法による電子デバイスの作製研究
検出器物理工学 准教授 武智 誠次 圧電素子を利用した粒子計測
プラズマ工学 教授 白藤 立 プラズマを用いた材料プロセス技術に関する研究
教授 呉 準席 プラズマの計測とバイオ医療応用に関する研究
教授
(クロスアポイントメント)
高岡 素子 食品機能性、美容、抗ストレス、発酵食品、おいしさの科学
講師 村治 雅文 電気を利用した微生物の成長などの計測

エレクトロニクス領域

専門分野 教員 研究概要
光電子工学 准教授 宮崎 大介 3次元情報入出力、光情報処理、光計測
スマートセンシング工学 教授 野口 博史 IoT、センサネットワーク、看護工学、みまもり工学
スマートエネルギー工学 教授 仕幸 英治 スマートエネルギー、スピントロニクス、純スピン流を用いた省エネ論理演算素子
電磁デバイス工学 特任教授 辻本 浩章 薄膜電力センサ、マイクロマシン、マイクロ電磁デバイス、生体電気情報計測

情報処理領域

専門分野 教員 研究概要
情報システム工学 教授 髙橋 秀也 3次元画像入出力、ウエアラブルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ
講師 吉本 佳世 生体センシング、次世代内視鏡
情報処理工学 教授 大野 修一 信号処理、機械学習、画像処理
准教授 中島 重義 遺伝子アルゴリズムや神経回路網による画像認識、医用画像、ロボットビジョン
知識情報処理工学 教授 田窪 朋仁 運動制御、ヒューマノイドロボット、ロボット用ミドルウェア
講師 上野 敦志 人工知能、ロボットの学習

情報通信領域

専門分野 教員 研究概要
通信基盤 教授 中野 賢 情報ネットワーク、ネットワーク応用、バイオインスパイアードネットワーク、分子通信、生命科学
ネットワークシステム 教授 阿多 信吾 高速データ通信、トラヒック計測、ネットワーク設計・性能評価
計測・制御システム工学 教授 蔡 凱 マルチエージェントシステムの分散制御
通信システム 准教授 辻岡 哲夫 通信システム、組み込みシステム、計測システム、無線応用
無線通信及びセンシング 准教授 藤本 まなと ユビキタスコンピューティング、IoT、無線通信、センシング,高齢者モニタリング
情報ネットワーク工学 講師 トラン ティ ホン ブロックチェーン、暗号通貨、分散型スマートエコシステム、コンピューティングアーキテクチャ、ハードウェアアクセレータ

応用システム領域

専門分野 教員 研究概要
分散システム工学 教授 安倍 広多 分散システム、基盤ソフトウェア
情報基盤工学 教授 石橋 勇人 ネットワーク構築・管理・運用
知識情報システム工学 教授 村上 晴美 情報検索、人工知能、ユーザインタフェース
応用アルゴリズム工学 准教授 大西 克実 最適化問題、アルゴリズム、分散コンピューティング
空間情報システム工学 准教授 吉田 大介 地理空間情報システム、衛星測位技術
地域情報システム学 准教授 永田 好克 地域情報システム、歴史地理情報システム、地域多様性アーカイブ

修了後の進路

2018年度電子情報系専攻修了生の主な就職先

オムロン、キヤノン、京セラ、住友電気工業、ダイキン工業、ダイハツ、帝人、デンソー、パナソニック、浜松ホトニクス、阪急阪神ホールディングス、日立造船、マツダ、三菱電機、村田製作所 ほか

2018年度電子物理系専攻修了生の進路

修了生64名(進学2名 就職60名 その他2名)

アドミッションポリシー

大阪市立大学大学院工学研究科に進学した人には、研究者、技術者としての主体性を高め、多様な局面に迅速に対応し、問題の本質を見抜き解決できる能力を身につけてほしいと考えています。そのために、工学研究科では、学生の勉学と研究を積極的に支援するとともに、従来の専攻の枠組みにとらわれない学際的な研究体制を発展させ、多彩な教育・研究指導により、世界的に優れた成果を得る機会と環境を提供します。また、大学院生による海外での研究発表を積極的に推奨するとともに、社会人の学位(博士(工学))取得も応援します。工学の分野で社会に貢献する使命感を持つ学生を受け入れたいと考えています。具体的には、以下のいずれかあるいは複数の素養や能力を持った人を求めます。
[前期博士課程]
  • 1. 工学の分野において専門性を志向しつつ、さらに高度な工学領域の知識と技術を広く習得する素養を持った人
  • 2. 工学以外の分野で基礎を学び、それを工学の分野で活かす素養を持った人
  • 3. 修士論文の作成に求められる研究力の習得に必要な論理的思考力、デザイン力、コミュニケーション力を持った人
[後期博士課程]
  • 1. 工学的基礎研究とその応用研究を遂行する自立した研究者となる素養を持った人
  • 2. 国内外の研究者・技術者と共同して高度な技術開発を遂行できる技術者となる素養を持った人
  • 3. 専門分野のみならず、他分野を横断した研究・開発を自ら企画し、実行できる力をもつ高度な技術者あるいは研究者となる素養を持った人
  • 4. すでに社会で活躍しており、修士の学位を有するか、それと同等の学力と研究業績があると認められる研究者および技術者で、研究・開発におけるさらなる飛躍を求めグローバルに活躍する素養を持った人、または自らが得た研究成果を体系化する素養を持った人

さらに、各専攻では、次のようなことに取り組む意欲のある人を求めています。
(電子情報系専攻)
  • 数学や物理など数理系の基礎学力を備え、応用物理、電気・電子工学、情報工学への深い知識の習得に取り組む意欲のある人